俳句ポストの年間特選句

 俳句のまち・須賀川を全国に発信する、須賀川市俳句ポストの今年度年間特選・秀逸・入選句が6日発表された。一般の年間特選・牡丹賞は伊東幸子さん(横浜市)「須賀川の空濡れてをり初牡丹」、子どもの部・ぼたん賞は小山恵実さん(柏城小6年)「たこあげて空と私がつながった」が選らばれた。
 須賀川市は俳聖松尾芭蕉の奥の細道ゆかりの地であり、相楽等躬や石井雨孝ら優れた俳人を多く輩出してきた。
 多くの市民や来訪者に俳句に親しんでもらうため、昭和60年から市内の景勝地23カ所に俳句ポストを設置し作品を募集している。
 また近年は次世代を担う子どもたちにも俳句文化を継承してほしいと市内16小学校と10中学校にも俳句ポストを設置した。
 今年度は一般の部に281人3595句、子どもの部に3640人6169句の計3843人9566句が寄せられた。
 年間選句会は応募全作品を対象に2月上旬に行い、桔槹吟社の森川光郎代表、同人の髙久田稔さん、江藤文子さん、深谷栄子さん、金子秀子さん、山暦会員の阪路卓美さんが選者を務めた。
 年間特選句に選ばれた伊東さんと小山さんには賞状のほか、副賞として自筆の受賞句を御影石に彫った石楯が贈られる。
 年間受賞作品は次の通り。
◇年間特選句▽一般・牡丹賞=伊東幸子(横浜市)「須賀川の空濡れてをり初牡丹」▽子ども・ぼたん賞=小山恵実(柏城小6年)「たこあげて空とわたしがつながった」
◇年間秀逸句▽一般・赤松賞=髙橋富子(仁井田)「赤松の空をからりと開けて春」▽同・翡翠賞=船戸一舟(柏市)「燠となりうち重なれる牡丹焚」▽子ども・あかまつ賞=川﨑佑奈(長沼東小6年)「こうていのまんなかをとぶ白いちょう」▽同・かわせみ賞=柳沼遼(白江小4年)「夕だちや土のにおいをおきざりに」
◇年間入選句▽子どもの部=関根ひなの(白方小1年)「はつ日の出水へいせんにうき上がる」、阿部愛莉夏(須賀川二小2年)「ゆりの花うしろむいたよしらんぷり」、伊藤豪(同)「夏の雨やさしくふるよ森の中」、本田葉音(白江小2年)「はかまいり学校のようすをおしえたよ」、飛澤仁(鏡石一小5年)「秋暑し大きくはねるポップコーン」、加藤雄真(柏城小6年)「いねかって遠くに見える友の家」、増子真浩(白方小6年)「こたつから本だなまでの遠いきょり」
◇年間優秀賞(等躬賞)=柏城小学校