医師や看護師の医療安全研修会

講師の話を熱心に受講する参加者たち

 県中保健福祉事務所の県中地域医療安全研修会は20日、須賀川市文化センター小ホールで開かれ、医師や歯科医師、看護師、事務員ら約200人が質の高い医療の提供に向けて医療従事者等のストレスの測定システムや改善法などを学んだ。
 国の医療法改正により医療従事者の勤務環境改善促進が位置づけられている中、研修は医療安全を推進する上で、医療従事者等のリフレッシュに係る提案が目的。
 県中保健福祉事務所の齋藤正一放射線技師が医療事故調査制度や医療相談で多くあげられるポイントなどを解説する「医療安全トピック」、同所の仲川照子保健技師が院内感染やインフルエンザ、結核などの「管内の感染症発生状況」をテーマにそれぞれ講話した。
 続いて村田製作所医療・ヘルスケア機器事業推進部の中村康道さんが「疲労ストレス測定システムについて」を題に、同社が疲労科学研究所と共同開発した疲労ストレス測定システムを紹介した。
 機器は脈波・心電波をもとに心拍変動を解析して疲労・ストレスの評価基準である自律神経のバランスなどを測定し、客観的なデータとして表示するもの。県内では導入されていないが、会場には実演コーナーも設けられ関心を集めていた。
 最後に郡山市ふれあい科学館の安藤亨平学芸員が「メディカルヒーリング(星と命)」を講話し、宇宙と医療の関わりや星々の哲学的意味合いなどを解説した。
 安藤学芸員は「星を見ることは自分の存在位置を確かめる『夜』を認識し、自己の内面を見通す心の持ちようとして欠かせない場」と話し、自己を宇宙の循環の中にあるものと捉えることで日頃のストレスから解放されるヒントを教えた。
 参加者らは熱心に耳を傾け、医療安全につながる情報を収集していた。