週2日、部活動の休養日導入スタート

部活動 三中バド4

部活動を楽しむ中学生たち

 須賀川市は教員の負担軽減と児童生徒の健全な成長のため、全10中学校部活動(運動部・文化部)と特設クラブを行っている小学校で今月から平日1日と土・日曜日のいずれかの週2日休養日を採り入れ始めた。6月末までの試行期間を経て、7月から正式導入する予定である。
 教員の正規勤務時間外の長時間勤務がなかなか改善されていないことに加え、部活動が学校多忙化の要因の一つとなっていることがこれまで大きな課題とされてきた。
 さらに行き過ぎた活動が様々な無理や弊害を生み出し、児童生徒のバランスの取れた健全な成長の確保には適切な活動時間を設定し、休養日を確実に確保することが重要であると考え、今回の休養日試行が始まった。
 先月25日の校長会で趣旨の説明があり、翌26日に各学校への通達を行い、2月から採り入れられている。校長会前の段階で予定されていた練習試合や外部講師による講習会などは例外扱い。
 試行期間中(6月末まで)の休養日は水曜日を基本に平日1日と、土・日曜日のいずれかの週2日。学校によっては休養日を生徒の一斉下校日に合わせる場合もある。
 平日の休養日設定は学校の実情(練習場所確保など)によって部活ごとに変更できるが必ず1日設け、土・日曜日の2日続けての練習試合は行われない。大会などにより2日間活動する必要がある場合は必ず翌月曜日を休養日にする。
 また練習は効率的に行い、平日は長くても午後6時半に完全下校、土・日曜日に実施する場合は3時間を目安に生徒の体調を最大限に考慮する。
 長期休業中もこれに準じた方式となり、定期テスト前は部活動停止期間を設定、朝の練習は特設部活動のみ認められる。
 これまでのところ大きな混乱はみられないが、中体連支部大会など各種大会が本番を迎える時期に休養日設定がどのような影響を及ぼすかなどが今後の大きな課題となりそうだ。
 休養日設定は現状で市独自のものだが、3月にスポーツ庁から運動部活のガイドラインが決まる予定で、その前段として示された骨子案を基にしている。今後はそれらを取りまとめた県アクションプランと整合性を図りながら、市として部活動のあり方を協議する検討委員会を4月に立ち上げ、2020年度中に正式な方針をまとめる。
 検討委員会は学識経験者や各種団体関係者、現職教員などで組織し、今回導入した練習時間や休養日のあり方だけでなく、部活動指導員の導入時期や方法などについても検討を重ねていく。
 須賀川市においても休日の各種大会参加が教員・生徒双方の大きな負担になっている一面もあることから、関係団体への大会統合などの協力を要請する。
 一方で部活動は生徒が自主性や協調性、責任感、連帯感などを育成する場として大きな意味を持つものでもあるため、適切な時間を確保することで教員が児童生徒一人ひとりに目を配る細やかな指導に時間をさけるなどの成果を期待する意見もある。