特撮技術継承へワークショップ

巨大な雲ジオラマを作る子どもたち

 須賀川特撮アーカイブセンター開館準備事業・特撮ワークショップ「綿で雲をつくってみよう」は2日、特撮研究所に所属する三池敏夫さんを講師に迎えて、岩瀬農村環境改善センターで開かれ、参加した市内小学生49人たちは自分たちで手作りした雲と飛行機のジオラマに目を輝かせていた。
 須賀川市は市出身で特撮の神様と今も尊敬を集める円谷英二監督を顕彰するため、破棄・散逸が懸念される特撮に関わる資料などを、後世に伝える貴重な資料としてとらえ、これらを保存・修復・展示するため岩瀬農村環境改善センターに須賀川特撮アーカイブセンター整備を計画している。
 施設の完成により岩瀬地域への新しい人の流れを生み出し、地域のにぎわい創出を目指し、今回のワークショップを企画した。
 子どもたちは三池さんの指導を受けながら、綿やピアノ線、針金などを使って、縦約1・5㍍、横約5㍍の巨大雲のジオラマを手作りした。
 親子で仲良く大小さまざまな綿の玉をつくり、作業には橋本克也市長も加わった。大人たちも童心に返ったように夢中で楽しんでいた。
 丸めた綿を敷き詰めたジオラマに、角度や色を変えたスポットライトをあて、定点カメラでスライド上映すると、飛行機が悠々と雲の上を飛ぶ様子が映り、自分たちが協力して作り上げた作品を熱心に撮影したりする姿が見られた。
 ワークショップにあたり橋本市長は「須賀川市は円谷監督を郷土の偉人とし、特撮技術を貴重な文化と考え、アーカイブセンターを全国や世界に発信していきたい。これからも多くの人に理解してもらえるようワークショップを実施していきたい」とあいさつした。