貴重な芭蕉真筆作品取得へ

記者会見

「芭蕉・曽良・等躬三筆詩箋」について説明する橋本市長

 須賀川市の橋本克也市長は28日、市役所で記者会見を行い、30日開会の12月議会提出予定案件、(仮称)文化創造伝承館施設建設地、円谷幸吉レガシー継承事業冊子作製、中学生による模擬議会開催、画像投稿システム「レポナウすかがわ」スタートについて説明した。
 (仮称)文化創造伝承館は芭蕉記念館(震災後本町地内に移転)の役割を継承しつつ、須賀川の様々な伝統文化を保存・紹介する施設として整備を計画しており、建設地は芭蕉記念館向かいの郷学所跡地(本町地内)が建設地に決まった。
 郷学所跡地は江戸時代に白河藩校の敷教第二舎として開設した学所で、地権者との協議や測量調査を進めてきたが用地取得などの協議が整った。
 伝承館建設に向けた市民参加型のワークショップをこれまで3回実施しており、来年度以降も継続してより市民に親しまれる施設づくりを目指す。
 また平成30年は須賀川俳句文化の祖である相楽等躬生誕380年の節目と重なるため、市の文化振興と俳句のまち須賀川を全国に発信する弾みとするため、奥の細道関連資料「芭蕉・曾良・等躬三子三筆詩箋(さんしさんぴつしせん)」取得へ所有者と協議している。
 松尾芭蕉と曾良が奥の細道で須賀川滞在中に、相楽等躬の求めに応じて詠んだ俳句作品を書にしたもの。書は芭蕉、曾良、等躬がそれぞれ一枚ずつ自筆でしたたためた。芭蕉が奥の細道への思いも詠み込んだ「風流のはじめや奥の田植え唄」の真筆作品で須賀川を訪れたことが分かる貴重な資料となっている。
 大学の研究者などにより貴重な芭蕉真筆作品に鑑定されている。30年の当初予算で購入費用計上を予定しており、来年10月の博物館企画展「等躬展」の最重要史料の一つして展示する。平成21年度の博物館企画展で初公開された。
 須賀川市内全10中学校から選出した生徒による模擬議会は来年1月29日に開会し、まちづくりなど市政各般について質問し、橋本市長らが答弁する(詳細は後日掲載予定)。