牡丹焚火俳句大会に45人90句

 桔槹吟社(森川光郎代表)は須賀川の初冬を代表する風物詩・牡丹焚火に合わせて18日、産業会館で特別講演会と俳句大会を開いた。市内外から多くの俳人や俳句愛好者らが集まり、幻想的な光景を詠んだ秀句が詠まれた。
 特別講演会は俳人の山崎祐子さんを講師に迎えて「暦の仕組みと季節感」をテーマに開き、夕暮れとともに天寿を全うした牡丹木を炎にくべる牡丹焚火に参加、情景を詠んだ作品を投稿する俳句大会を催した。45人が90句を投稿した。
 牡丹焚火は大正時代に牡丹園を管理していた柳沼翁が仲間とともに始めたのがきっかけとされ、俳人・原石鼎や作家・吉川英治の作品にも登場する。
 大輪を咲かせた牡丹木に感謝を込めて炎にくべ、天寿を全うさせる風物詩。同時期に開催する松明あかしが「動」の炎に対して、牡丹焚火は「静」の催しとして、毎年市内外から多くの俳人らが参加している。
 須賀川・岩瀬地方の入賞は次の通り。(入選は氏名のみ。須賀川市の入賞者は市名略)
◇山崎祐子選▽特選=江藤文子「牡丹焚く炎のこゑをふところに」石山たま江「垂直に闇を引き上げ牡丹焚火」塩田和子(鏡石町)「祈ることありて膝折る牡丹焚火」▽入選=江藤文子、金子秀子、渡辺圭子、金子健太郎、髙久田みのる、有馬洋子
◇金子健太郎選▽入選=高野直子、渡辺圭子、佐藤健則、菅野潤子、石山たま江、深谷栄子、高橋富子
◇髙久田みのる選▽入選=江藤文子、高野直子、安藤スミ子、金子健太郎、村田栄子、塩田和子(鏡石町)内山ケイ、有馬洋子
◇佐藤健則選▽入選=江藤文子、木村しげ子、安藤スミ子、金子健太郎、石山たま江、髙久田みのる
◇互選結果高得点者=村田栄子、塩田和子(鏡石町)石山たま江、江藤文子、木村しげ子、金子健太郎、佐藤健則