福島空港で消火救難図上訓練

図上でけが人の状態確認などする関係者たち

 福島空港事務所の「消火救難図上訓練」は21日、ターミナルビル3階多目的会議室で開かれ、関係者54人が図上でのシミュレーション訓練で緊急事態の対応力を高めた。
 航空機事故等の緊急事態発生時の消火、救難などの一連の応急対策を迅速かつ確実に実施するため、情報伝達や初動措置などの習熟、関係機関との連携を図ることが目的で年2回行っている。今年は9月に空港職員らが緊急事態の内部の動きを訓練し、今回は外部関係者も集めて事故対応体制の確認・強化をした。
 空港職員17人と須賀川・郡山・白河消防本部、須賀川・石川・県警察本部、須賀川・白河医師会など関係機関から37人の計54人が参加した。
 訓練は東京航空局から福島空港事務所に「航空機が茨城県上空で火災発生のため、福島空港に滑走路北側より着陸態勢に入る」との緊急連絡が入り、航空機が着陸後、滑走路上で停止し、左主翼エンジン付近から火災発生を想定した。
 火災発生から状況確認、機体消火、けが人救助、医療機関への搬送など約1時間、実際の事故対応と同様に関係者らが連絡を取り合いながら訓練した。
 事故現場を想定したグリッドマップを設置したほか、各チームの指揮所や対策本部を置き、確立した指示系統のもと状況に応じた連絡や報告、連携体制をリアルタイムで確認した。
 終了後に反省会が開かれ、郷正美空港事務所長が「人命尊重を最優先にする皆さんの動きを心強く感じた。さらなる体制充実を目指して活発な意見交換をお願いします」とあいさつした。
 関係者らは訓練での検証結果について専門家としての意見を交わし、緊急事態への対応力を向上させた。