高木遺跡の現地説明会

弥生時代の住宅跡地など説明を聞く参加者たち

 今月末で約3年間の発掘調査を終える、高木遺跡の現地説明会は3日、須賀川市内外から60人を超える歴史愛好家らが足を運んで浜尾遊水地内で開かれ、県教委担当者から調査成果について説明を受けた。
 高木遺跡は約6600平方㍍の発掘調査の結果、弥生時代後期、古墳時代前・後期、奈良時代、平安時代、中世の集落跡が見つかった。今回の説明会では弥生時代後期から古墳時代前期の調査成果を中心に報告した。
 高木遺跡は各時代にわたる集落が幾度も設けられたことから、洪水がもたらした肥沃な土地と交通の便の良さなど好条件がそろう、阿武隈川の恵みとともに発展した背景が想定される。
 弥生時代後期の遺跡は東北地方では数少なく、地元の土器に交じって茨城県北部に分布する土器も出土した。
 また説明会直前の台風21号の影響で、浜尾遊水地に洪水防止のため多くの貯水があったため、遺跡のほとんどが一時水没したことなども説明があった。