長沼城址を考える会など長野市訪問へ

 須賀川市と長野県長野市の2つの「長沼」地域の交流は今年3月からスタートしているが、須市長沼城址を考える会(若林誠二会長)、長沼商工会(遠藤吉光会長)ら5団体16人は6、7の両日、「ふたつの長沼交流事業」を一層推進させるため、長野市長沼地域を訪問する。現地の歴史研究会と交流し、長沼城址や長沼宿見学などを予定している。
 今から約420年前に、豊臣秀吉の命で長野県などを含む越後から会津の領主になった戦国大名上杉景勝に従い、信州長沼から奥州長沼にやってきた家臣の島津忠直が同じ「長沼」の地で「長沼城」の城主となった。
 不思議な縁で結ばれた長野と須賀川2つの長沼地域は、旧城主や城址が同じ名前なだけでなく、現在も公民館や小学校に同じ長沼の名前を持っている。
 また城址を地域のシンボルとして保全・美化活動を展開する、須賀川市の「城址を考える会」、長野市の「歴史研究会」が活動、長沼城址はともにサクラの名所としてこれまでも地元住民から愛され続けるなど多くの共通点がある。
 交流事業は長野市側から「島津忠直が紡ぐダブル長沼『縁の輪』交流事業」と銘打ち、東日本大震災被災地でもある須賀川市の「心の復興」を願い、今年3月にふれあいコンサートを企画したことがきっかけで始まった。
 藤沼湖決壊後の湖底から発見され、復興のシンボルとして現在は全国に1000人を超える里親がいる「奇跡のあじさい」を通しても交流が深まり、今年6月に藤沼湖完成を祝い開催した記念植樹祭にも長野市長沼地区から参加があり、地元住民らとともに長沼地域のさらなる発展を願った。
 今回は春のコンサートなどへの感謝を伝えるとともに、来年3月に計画している2回目の交流イベントに向けた意見交換などを目的に、若林城址を考える会長、遠藤商工会長、深谷武雄藤沼湖自然公園復興プロジェクト委員長、柏村國博長沼行政区長らが長野市を訪問する。
一行は6日早朝に長沼市民サービスセンターを出発し、長野市長沼公民館で歓迎昼食会に参加、長沼歴史研究会との交流、長沼城址・長沼宿見学、夜は長野の長沼地区住民自治協議会や長沼こまち太鼓、長沼きり絵の会、どんどこ座・芙蓉の会、三登山太鼓ら関係団体と交流会を催す。
 7日は善光寺を参拝、関係者とふたつの長沼交流記念植樹をし、午後6時半に解散を予定している。