団子山古墳の現地説明会

団子山

円墳頂上で説明を受ける参加者たち

 福島大学行政政策学類考古学研究室(菊地芳朗代表)による須賀川市指定史跡・団子山古墳(日照田地内)の発掘調査現地説明会は3日、地元住民と関係者ら約30人が参加して開かれ、4世紀ごろ古墳時代に遺された前方後円墳の現状について説明し、参加者らは古代ロマンに思いをはせた。
 福島大学研究室による発掘調査は2012年から始まり、古墳の規模や西側部分にあたる円墳の土層の性格、前方部の形態などについて明らかになってきた。
 また県内でも珍しく中通り地方では唯一の資料とみられる4世紀代の埴輪を有する古墳であることも分かった。
 現地説明は研究室の大学生や院生らがあたり、古墳の規模や構造などこれまでの調査で分かったことを丁寧に紹介した。
 合わせて後円部から埋葬施設を1基確認しているが、墓棺の埋葬方法を調査し、今後埋葬過程を再現するなど課題が残されているとも説明があった。
 参加者からは「子どものころ遊んでいた場所が古墳の上だったとは」と懐かしそうな声も聞かれ、出土した埴輪や土師器などにも興味をひかれていた様子だった。
 研究室では今後も須賀川市などと連携を図りながら、団子山古墳の調査を継続していく。