藤沼ダム周辺3地区の防災公園竣工

防災公園

北町地区に整備された防災公園

 須賀川市は東日本大震災の影響で藤沼ダムが決壊し甚大な被害が出た長沼の滝地区、北町地区、城影地区の3地区に災害時の避難所機能を兼ね備えた防災公園を整備した。
 3地区の公園は26年度に着工し、今年7月に完成し、かまどベンチや防災機能を持たせたあずまやトイレを設けた。公園の敷地面積は滝地区が約0・8㌶、北町地区が約1㌶、城影地区が約0・8㌶。
 防災公園は地域の防災構造を強化するために整備、非常時の防災拠点、避難地、避難路としての役割をもち、大規模災害が発生した際、被災直後の混乱状態や人の生命維持のための水・食糧などの物資が極端に不足した状態から回復するまで、避難者の生活を補助する機能がある。
 藤沼湖は1949年、農業用のため池として造られた。高さ18㍍、幅133㍍、貯水量は約150万トン。周囲には温泉やキャンプ場もでき、観光地としても知られている。 
 東日本大震災で決壊し、約150万㌧の水が簀ノ子川に流出し、向田地区から城影地区に流れ込み、住宅の全壊19戸、床上・床下浸水55戸、7人が死亡し、未だ1人が行方不明となっている。
 現在復興は完了しており、湖底で見つかった「奇跡のあじさい」を通じて、施設の復旧だけでなく傷ついた長沼地域の人たちの心を元気にしている。
 また24日午前11時から、北町防災公園内で震災復興記念モニュメント除幕式を行う。
 彫刻家の吉田光正さんから寄贈された作品「未来の星」を除幕する。