長沼まつりの金上ねぶた狂は「三国志」

長沼ねぶた作成

まつりに向けてねぶたを作成する金上ねぶた狂会員たち

 須賀川市長沼地域を盛り上げる初秋の風物詩「第33回長沼まつり」は9月9日、金町通りをメーン会場に開かれる。今年はねぶた・ねぷたの部に11団体が参加する。参加して26回目を迎える金上ねぶた狂(深谷友哉代表)は先月2日から製作に取り組んでいる。
 今年は三国志をテーマに「孫夫人奮戦之図」「浮世絵」「双龍」を描く。青森のねぶたを参考に構想を練り、設計図となる下絵を書き、骨組み、墨書き、ロウ書き、色付けなどを進めてきた。
 「孫夫人奮戦之図」は三国時代の呉の公主にして蜀の劉備の妻の一人である孫夫人(孫尚香)と夫人を守る家臣の迫力ある様子を描く。全長は高さ5㍍、幅4㍍にもなる。
 日曜日以外の毎日午後8時から2時間、会員5人が作業、17日には墨書きした浮世絵に溶かしたロウを塗り、鏡絵(表面)となる孫夫人奮戦之図の仕上げた。同じような模様もロウの塗り方、場所を変えるなど工夫を凝らすことで迫力が増し、光を当てたときにキレイに見えるようになるという。髪の毛やひげの流し方にもこだわっている。
 「長沼まつり」は昭和60年から始まり、約10基の参加団体が手作りねぶたを囲み、威勢よく飛び跳ねるハネトは圧巻。よさこい踊りや長沼音頭の踊り流し、子どもみこし、フラダンスが祭りを盛り上げ、横幅10㍍ほどの金町通りに毎年約3万人もの見物客が訪れる。
 ねぶた・ねぷたは午後7時10分から旧JA長沼西支店前を出発する。