若だんな・若社長

No.20

ふかや かつとし深谷勝俊さん(41)

深谷石材店 須賀川市陣場町21


世代を越えて残る“石”
地域と自身の思いを一つに

 祖父が話してくれる、 先祖代々の歴史を聞くのが好きだった。 市内の神社・仏閣、 公共施設など多くの建造物を祖先が作り上げてきたというエピソードに胸を躍らせた。 そして小学生の頃に、 明治23年から続く家業を継ぐ決意をした。
 専門学校を卒業後、 すぐに父に弟子入りした。 父や兄弟子の技術を必至に学び、 灯籠や墓石一式を任せられるようになったのは10年後。 施主の 「ありがとう」 がうれしくて、 一人前の職人としてより高い技術を目指した。 そんな中、 平成26年、 父が急逝した。
 それから社長として店の看板を背負い、 弟と二人三脚で役割を分担しながら、 無我夢中で伝統に恥じない仕事に打ち込んできた。
 現在の目標について 「地域の思いと自分たちの思いが一つになった、 世代を越える物を作り上げることです」 と真っ直ぐな眼差しで語った。
 代々受け継いできた技で、 地域の思いを形にする深谷さんの強い意志は、 これからも須賀川市の歴史を刻んでいくことだろう。