総合防災システムの操作研修会

総合防災シス

現場対応や避難所開設など研修する職員たち

 須賀川市は新庁舎開庁に合わせて東日本大震災の経験も基に、新しい「総合防災システム」を稼働しているが、職員向けに初めての操作研修会を4、5の両日開き、担当職員ら約100人が災害現場対応や避難所開設、避難物資確保などの演習を行った。
 新総合防災システムは災害情報や被害情報など発生時の初期段階から応急段階における対応に必要な情報をデータベースとして新庁舎で一元管理し、全庁的に情報を共有することで的確で迅速に対応するとともに、さまざまな情報ツールを活用して市民に素早く正確な防災情報を提供していく。
 3階市長室隣の市政経営会議室は、災害時に防災会議室として利用し、Jアラートなど国や気象庁からの情報を集約するだけでなく、市内を流れる釈迦堂川や阿武隈川、笹平川などの水位状況を観測し、各種気象情報や災害状況などを大型モニターで映し出し、防災業務全般に関する事務処理の効率化と情報共有を図る。
 システム登録した情報は市ホームページや緊急速報メール、SNSなどの手段で市民に情報配信し、被害を最小限にとどめられるよう目指す。
 初めてのシステム操作研修会は約20人ごとに5回に分けて行い、マニュアルを基に全課の担当職員を対象に実施した。
 前半3回は災害現場での対応、後半2回は避難所開設などの対応を中心に研修し、須賀川市で最も災害被害が懸念される台風と水害を想定して訓練した。
 現場から送信された災害被害状況などをいち早くパソコンで入力してシステムで情報共有し、被害を食い止めるための対応だけでなく、避難所開設や避難物資、現場対応の人員の確保と配置などを研修し、万が一の災害に備えた経験を積んだ。
 今後は災害対応本部の開設や全職員を対象とした訓練など総合防災情報システムを活用した対応を繰り返し、さらなる防災力強化を図っていく。9月には市民スポーツ広場で地元住民も参加した総合防災訓練を予定している。