稲田小中一貫校、工事進捗率58%

稲田小中

建設工事が順調に進む稲田小中一貫の新校舎

 稲田小中一貫校(仮称)は30年4月に施設一体型一貫校として開校するため、現在新校舎の建築、教育計画・過程、総称やシンボルマーク、愛唱歌の検討などを進めている。関係者によると、愛唱歌は5月末頃に作曲者との契約を交わし、作詞者は現在選定中で、今月中の発表を予定している。
 昨年5月に始まった工事進捗状況は中学校の改修なども含め全体で58%、昨年末までに新校舎の基礎工事が完了、現在は本体工事を進めている。また新校舎は9月に引き渡され、10月に中学生が新校舎に引っ越しし、現在の中学校舎改修工事を進める予定である。
 新校舎は稲田中の校庭に建設している新校舎が完成したあと、稲田中の校舎と連絡橋でつなぐ。理科室や図書館(メディアセンター)、PC室など多くの特別教室が小・中学生の共用となるほか、全校集会ができる多目的ホールを備える。
 29年度小中一貫教育グランドデザインでは教育目標を「豊かな人間性や社会性を身につけたたくましい稲田学園生」とし、自己を見つめ、自己のよさを生かした夢の実現に向けて、主体的に取り組む児童生徒の教育を仮テーマにしている。
 義務教育9年間を、小学1年から4年までの前期、5年から中学1年までの中期、2年から3年までの後期の3段階に分け、それぞれ目指すべきテーマを設定して一貫した系統的、継続的な教育活動を進める。また各段階で子どもたちが成長を実感、発揮できるような行事などを検討している。
 小中一貫校では小学校にあたる前期から中期にかけて学級担任制を継続するほか、一部で教科担任制を取り、より専門的な知識を有する教員による質の高い教育を目指す。
 また現在、運動会などの行事をはじめ、様々な機会で小・中学生の交流も深めており、中学生には小学生をリードしていく先輩としての自覚、小学生には中学生へのあこがれなど、児童生徒の自尊感情、自己肯定感につながる効果がみられるという。
 一貫教育の進捗状況や今後の予定を確認する第2回連絡協議会は27日、稲田中会議室で開かれ、冨永庄子稲田小校長、八木沼孝夫稲田中校長らが、稲田小中一貫校は市内でも注目されている試みであり、地域に愛される学校の実現を目指していきたいとあいさつしたあと、教育目標の検討など意見を交換した。