7月9日に知る古会「街かど講演会」

須賀川知る古 

ポスターで街かど講演会をPR

 須賀川の魅力再発見へ各種活動を展開している須賀川知る古会(影山章子会長)の「第5回街かど講演会」は、7月9日午後2時から中央公民館で開かれる。江戸時代を代表する銅版画家の亜欧堂田善について村田哲朗町田市立国際版画美術館長が講演する。
 知る古会は文化財保護や歴史継承活動などに取り組み、朝日稲荷神社神楽殿再建や定期的なクリーン作戦、公共機関への花苗寄贈、市内小学生との街かど探検などの活動を通して須賀川の歴史や文化などの顕彰・保存・発表に努めている。
 今年度は須賀川出身で江戸時代を代表する銅版画家の亜欧堂田善の偉業を再顕彰し、今回は村田館長を講師に迎えて「田善が郷土にもたらしたもの」をテーマに開く。
 講演会の参加は無料だが、事前申し込みが必要。問い合わせは知る古会事務局(℡75―3005)まで。
 亜欧堂田善は農具商を営む富豪の次男として生まれ、家業の傍ら兄から絵を習い15歳で描いた絵馬「源頼義水請之図」を地元の古寺山白山寺に奉納した。伊勢の画僧月僊に師事し、本名の永田善吉を略して画号を田善とした。
 当時の白河藩主の松平定信に取り立てられ、長崎で銅版画の研究に努め、当時の高名なオランダ医宇田川玄真が出版した「医範提綱」に銅版画の解剖図全52図を挿し絵し注目を集めた。
 田善の銅版画は洋風画が持つ遠近法や陰影法など最先端の画風を積極的に取り入れ、精密かつ巧緻な表現方法で独自の技法を完成させた。