東北初の「イクボス」研修

須市イクボス

イクボスを目指しグループワークで意見交換する職員たち

 須賀川市は育児・介護など支援制度利用促進や長時間勤務抑制などによる「イクボス」や「ワークライフバランス」を全庁的に広げる取り組みを4月からスタートしており、係長以上の職員と対象にした初めての「イクボス研修」が27日から市役所で始まった。部長から係長まで222人が2日間に分かれて講演とグループワークを行った。
 4月3日に橋本克也市長はじめ市役所部課長会が「イクボス宣言」を行い、年間を通して働き方と意識改革を全庁的に取り組み、イクボスとライフワークバランスについて理解を深めている。
 イクボス研修は部下職員の育児や家庭生活とキャリア形成の両立に向けての配慮や支援、職場づくりに向けた適切なマネジメントについて学ぶもので、2日間で4回開かれた。
 NPO法人OYAKODOふくしまの福井正樹理事が「イクボスになるためのマネジメント術」をテーマに、働き方改革を進めるために必要なことなどを紹介し、グループワークはNPO法人ファザーリング・ジャパンの佐藤淳子中国事務局長が「私のイクボス計画」と題し、計画作りに取り組んだ。
 部課長らは10グループに分かれて意見交換し、言葉だけでなく態度でもイクボス育成を表すことの大切さなどを学んだ。
 また主査・主事職員333人を対象としたワークライフバランス研修は29、30の両日開き、講演とグループワークを通して効率よく働き、自分のための時間を創出するための意識向上などを目指していく。
 OYAKODOふくしま代表理事の横田智史ペンギンエデュケーション代表取締役は「研修だけでなく年間を通してイクボスやライフワークバランスについて取り組むのは東北の自治体として初めてと思う。市の取り組みが他の自治体だけでなく企業や地域にも広がってほしい」と話した。