円谷英二ミュージアム概要まとまる

円谷ミュージアム005

円谷ミュージアム展示制作業務委託 箇所図

 須賀川市出身で今も国内外から特撮の神様の愛称で支持されている故円谷英二監督の偉業を顕彰する施設「円谷英二ミュージアム(仮称)」の基本コンセプトや概要がまとまった。来年中の完成・オープンが期待される市民交流センター「tette(てって)」5階の展示・交流スペースで開所する。
 ミュージアムは基本コンセプトに、円谷監督が試行錯誤し、創意工夫を凝らして発展させた特殊撮影技術を文化として継承するとともに、監督自身が子どもたちに語り続けたような「学ぶ大切さ」や「挑戦するすばらしさ」など、須賀川の将来を担う次世代の子どもたちに大きな夢を与えられる施設を目指す。
 交流センター5階フロアの西側に位置し、展示スペースは約500平方㍍。6月市議会でミュージアム展示製作業務委託請負契約が承認され、東京都港区の丹青社(高橋貴志代表取締役)に3億1320万円で委託する。
 円谷監督の特撮映画撮影スタジオを再現するなど、大きく5つのコーナーに分けてミュージアムの各種展示は構成される。
 円谷英二「ネットワークウオール」は、円谷監督の人物ネットワークや関連トピックスをデジタルアーカイブで展示するとともに、特撮作品を手がけた人々や円谷作品に影響を受けて活躍する現代クリエーターのインタビュー映像も視聴ができ、証言や作品を通して円谷監督の人となりを紹介する。
 円谷英二「クロニクルボックス」は、飛行機にあこがれた少年時代から、特撮の神様と称されるようになった監督の生涯を7つのエピソードに分けて時代を追って分かりやすく解説する。
 「空想アトリエ」は特撮の世界と現実の自然科学や文学などとの関わりを、円谷監督が携わった特撮作品などと関連させながら展示する。
 「特撮スタジオ」は円谷監督が工夫した特撮技術の基本的な仕組みを体験することができる。
 「特撮・空想大進撃」は円谷監督の空に対するあこがれが夢となり、現実の特撮作品に結び付けていった思いと各コーナーを結びつなげるしかけとして、天井に空飛ぶ怪獣や飛行船などをグラフィック展示する。