奇跡のあじさい植樹祭

あじさい植樹祭

全国から植樹祭に集まり、 定植する参加者たち

 東日本大震災で決壊し、今年再建された須賀川市長沼地区の農業用ダム藤沼湖自然公園内に、湖底で見つかったアジサイを植えて復興を願う「奇跡のあじさい植樹祭」が25日、に行われ、全国から集まった約1000人が約1400株を定植した。
 長沼商工会(遠藤吉光会長)・藤沼自然公園復興プロジェクト委員会(深谷武雄委員長)の主催。
 北は北海道、南は沖縄の里親が育てたアジサイを持ち寄り、公園内に植えて心の交流を深めようと行われた。
 開会セレモニーで、参加者全員で黙とうを捧げ、深谷委員長が「被害は甚大だったが、アジサイを復興のシンボルとして掲げ前進してきました。これからは希望のアジサイ、創生という形で、今日を始まりの日として新たに長沼をつくっていきたいと思います」と述べ、来賓の林昭彦県県中地方振興局長や橋本克也市長らがあいさつした。
 参加者たちは公園内の植樹スペースに「大きく育ってくれ。希望の公園になってほしい」など思いを込めて植えていた。
 ダムの決壊で祖母を亡くし、弟が行方不明の添田萌香さん(長沼中3年)は、「みんなで植えられてうれしい。大きくきれいな花を咲かせてほしいです。2人が空から見守ってくれていると思います。きれいな花が咲いたら見に来ます」と涙を流しながら植樹し、思いを託した。
 午後にはバルーンアート、藤沼や長沼の歴史などについての紙芝居、口笛奏者の髙木満理子さんによるコンサートと長沼中生徒が合唱を披露した。