悲願の鳳坂トンネル着工

鳳坂起工式

起工式でくわ入れを行う関係者たち

 村民の約半世紀にわたる悲願であった国道118号鳳坂工区・(仮称)鳳坂トンネルの安全祈願祭と起工式は16日、羽鳥湖展望台で行われ、関係者51人が工事の安全と早期完成を祈った。
 鳳坂トンネルの開通は平成32年、全工区は30年代前半完了を目標に工事を進められる。
 同工区は牧之内地内から羽鳥地内までの総延長約3・4㌔、うちトンネル区間は約2・3㌔。走行距離を約3㌔短縮、最急縦断勾配は12%から4%に、最小曲線半径は10㍍から350㍍に改善。工事費用はトンネルに62億円、全体で97億円で大林組が請け負う。
 トンネル工法は、新オーストリアトンネル工法を採用、地山支保能力を最大限に活かし、材料も少なく、工期も短くなるという。
 標高825㍍の峠部を通過する現場は、かつて「這う坂」とも言われ、急カーブ、急勾配が連続し、冬期間は路面凍結により通行困難だったが、開通により安全な交通が可能となり、中通り地方と会津地方を結ぶネットワークを構築する。
 安全祈願祭は畠利行副知事、杉山純一県議会議長、添田勝幸村長、矢吹貢一県議、星學下郷町長、高槻幹雄支店長がくわ入れし、工事の安全を祈願した。
 起工式では畠副知事が知事祝辞を代読し「トンネルの整備により通年にわたる円滑な交通が確保され、利便性向上や安全・安心の確保、さらには羽鳥湖高原をはじめ観光や地域産業の振興につながるものと大いに期待する」と述べた。
 添田村長は「安全で安心できる道路は住民にとって命をつなぐ重要な役割を担い、完成を今から楽しみにしているところでもあり、村にとって大きな喜びである」と述べた。