鳳坂トンネル16日起工式

鳳坂峠着工

着工される全長約3・4㌔の鳳坂工区

 県中建設事務所は天栄村牧之内の国道118号線鳳坂工区の長大トンネル(仮称)「鳳坂トンネル」を含む約3・4㌔の道路の工事に着手する。起工式・安全祈願祭は16日、羽鳥湖展望台で行う予定である。村をはじめ近隣市町村の長年の悲願であった着工に、喜びの声が上がっている。
 添田勝幸村長は阿武隈時報社の取材に対して「歴代の村長や村議の活動や地域住民の思いがようやく実を結び、第一歩を踏み出したことを感慨深く思う。高齢の村民からは、自分たちが生きているうちに完成してほしいという声も多く聞かれため、引き続き関係団体などとも協力しながら、一日も早い完成を県に呼びかけていきたい」と喜びを語った。
 鳳坂トンネルの開通は32年、全工区は30年代前半の完了を目標に準備を進める。
 工区は牧之内地内から羽鳥地内までの総延長約3・4㌔。そのうち、トンネル区間は約2・3㌔で、勾配は約3%。
 標高825㍍の峠部を通過する現場は急カーブ、急勾配が連続し、路面凍結による冬期間の通行が困難だったが、道路開通により安全で円滑な交通が可能となり、中通り地方と南会津地方を結ぶネットワークを構築する。
 鳳坂トンネルの完成は、地域間の連携強化を促進し、広域的な物流支援、羽鳥湖高原の観光支援、緊急医療の確保に大きな効果が期待される。村はこれまでも国道118号や県道中野・須賀川線整備促進期成同盟会など関係団体と連携を図りながら、県知事をはじめ関係各所に必要性や早期着工を要望しており、村民、近隣住民の念願の着工に結びついた。