天栄村の「英語の村づくり」

天栄英語

画面の向こうの講師に向かい話しかける子どもたち

 「英語の村」を掲げる天栄村の英語教育は、今年度から始まった村内全小学校でのオンライン個別英会話授業がスタートしたほか、教員対象の英語研修会を開くなど、2020年度の大学入試制度の変更や学習指導要領改定に向けた取り組みが進んでいる。
 文部科学省は大学入試センター試験に代えて2020年度から「大学入学共通テスト(仮称)」を始める方針を公表、英語での民間検定試験の活用などを柱としている。現在のセンター試験でもリスニングは実施しているが、さらに「話すこと」の能力が問われる。また学習指導要領改定により小学5、6年で英語を正式教科に、歌やゲームなどで英語に親しむ「外国語活動」を3年生に早める。
 村は2013年から「英語の村てんえい」を掲げ、英語教育に力を入れ、昨年度は湯本小をモデル校にオンライン個別英会話を導入するなど独自の取り組みを進めてきた。
 今年度はオンライン個別英会話を全小学校で始め、フィリピンのセブ島の英語講師と子どもたちとの25分間のマンツーマン授業が年間20回程度行われる。現地の英語講師は国際英語教授資格「TESOL」を保有し、児童一人ひとりの理解度に合わせた授業を進めている。
 英語のみの授業で、子どもたちは画面の向こうにいる講師に覚えたばかりの英単語を駆使し、話しかけ、あいさつや食べ物の話題などを通じコミュニケーションを図っている。
 23日に教員研修会が文化の森てんえいで開かれ、神田外語大学児童英語教育センター専任講師の河井裕美さんを招き、小学5、6年担任や英語教員、校長らが「ALTとのティームティーチング実践ノウハウ」「高学年児童向け英語授業の実践力強化」などを学んだ。研修会は年間10回程度開き、指導能力を高める。