学校の除染廃棄物搬出は11月以降に

 須賀川市は東京電力福島第一原発事故を受け、28年度までに全地域での住宅除染事業を終えた。今年3月までに子どもたちが通う幼稚園や保育園・こども園、小学校16施設から合わせて6712立方㍍の除去土壌を中間貯蔵施設(大熊町)へ搬出した。
 市は学校のほか住宅などに仮置きされている全ての除染廃棄物の中間貯蔵施設搬出を終えて初めて除染作業が完了する考えを変えておらず、引き続き速やかに搬出・輸送作業が進められるよう関係機関と調整を進めている。
 環境省は須賀川市における今年度の搬出可能量(一般住宅など)を6000立方㍍、学校などからの輸送予定量を7500立方㍍の計1万3500立方㍍と示した。
 学校などからの搬出はこれまで、27年度が長沼保育所、長沼東保育所、長沼幼稚園、仁井田幼稚園4施設で1202立方㍍、28年度は栄光学園、柏城小、柏城児童クラブ、柏城保育園、コアラ保育園、長沼東小、仁井田小、仁井田児童クラブ、白江小、白方小、白江こども園、白方こども園の12施設(白江、白方こども園は一部27年度搬出)で5510立方㍍が完了した。
 今年度は現在耐震補強工事中の長沼小、校舎増築工事中の須賀川二中を除く学校や子ども施設からの搬出を予定し、校庭の利用頻度が少なくなる11月以降の搬出開始へ各校との調整を進める。
 一般住宅からの廃棄物搬出は住宅除染を開始した順番で実施を計画しており、今年度は重点箇所となった岩瀬・長沼地域から輸送する。現在地元との調整を行っており、6月には住民説明会を実施する見込み。