6月に生徒の聴き取り調査

 須賀川市内の中学1年生男子が自殺した問題で、市教委の第三者委員会「いじめ問題専門委員会」(委員長・笠間善裕弁護士)は27日、第3回会合を須賀川アリーナで開き、今月実施した教職員などへの聴き取り結果を検討し、いじめと自殺の因果関係について意見交換した。
 笠間委員長は委員会終了後に記者の取材に答え、今月17日と20日に担任や部活動顧問ら教員4人とスクールカウンセラー1人に聴き取り調査を行い、検討内容についての公表は「まだ早い」としながら、男子生徒は入学以降1日も学校を休まず「明るそうに見えた」、自ら命を絶ったことは「今でも信じられない」などの証言を得たと明らかにした。
 また校内でいじめの事実は共有していたが、担任教諭はいじめについて深刻に受け止めていた一方で、いじめの具体的内容を覚えていない教員もおり、教員間で「危機管理認識に差があり、情報共有という面で問題があったのではないか」との考えも示した。
 ただし今回の聴き取り調査によりいじめ以外の悩みも抱えていた可能性もあり、場合によっては専門家からアドバイスを受けながらさらに調査を進めていくとした。
 今後は学校生活での事実関係調査のため、6月中旬ごろ男子生徒のクラスと同じ部活の生徒ら最も多い場合で45人程度に聴き取り調査を実施する。
 生徒への聴き取り調査は同校の学年懇談会で保護者説明をしており、保護者の了承を得られた生徒を対象に行いたいとした。
 次回第4回委員会は生徒への聴き取り調査後の7月中旬ごろを予定している。