村民が作った「天の川体操」

天栄体操

天の川体操を楽しそうに踊る村民たち

 天栄村が村民主体で作り上げたご当地体操「天(てん)の川体操」の完成披露は29日、文化の森てんえい多目的ホールで開かれた。「英語の村てんえい」という特長を活かした全編英語の歌詞で、内容は村民から募った村の誇れる自然の景色などを盛り込んだ。体を動かしたくなる曲調に、村民らも笑顔で一緒に体操に取り組んだ。
 村内の高齢化率は1日現在で30・7%で今後も上昇が予想され、介護予防を目的に実施している運動教室(高齢者サロン)は、住民主体の展開を予定している。これに先立ち、地域性を全面に出したご当地体操をきっかけに、村への愛着心を持ち、地域のサロン展開の自覚と意欲につなげることを目的に、28年度、県地域包括化システム構築推進事業補助金を活用し、専門家の協力の元、村民がアイデアを出し合い、曲と体操を作り出した。
 村民の意見を募るため、「体操カフェ」を実施し、ストレッチや体操などを行いながら「天栄村といえば」「ご当地体操に望むこと」などを聞き、「羽鳥湖や二岐山など自然が豊か」「米や農作物がおいしい」、「誰でも覚えやすい体操にしたい」「思わず口ずさむフレーズがいい」などの声が寄せられた
 介護予防だけでなく、3世代で楽しめるものにしたいという村民のアイデアを活かし、介護予防・座って・ダンの各スバージョンなど様々な振り付けを披露した。さらに曲調をスローテンポにしたバラード風も披露し、今後幅広い世代の健康増進などに活用される期待が高まった。
 振り付けと作曲は「やきとりじいさん体操」で有名な岡田麻紀さん、もりたかしさんが担当し、岡田さんは「体操を通した健康づくりの目的は人生の豊かさを生み出すこと。この体操で笑顔になれる時間が増えてほしいという思いで振り付けを作った」、もりさんは「村の文化祭に出展されていた『七夕に 桶に水入れ 星映し』『初霜や 造り酒屋に 湯気立ち上り』といった素晴らしい俳句も歌詞に入れさせてもらった」と感想やエピソードなどを紹介した。
 添田勝幸村長は「健康長寿、3世代が笑顔になれる村づくりを掲げる村にピッタリ。役場でも決まった時間に曲を流し体操するなど、全村に広めていきたい」とあいさつした。
 「天の川体操」は高齢者サロンで介護予防に活用されるほか、夏ごろまでにDVD制作やインターネット動画配信などを予定している。