産科婦人科病棟の内覧会

公立岩瀬病院

NICU施設について説明を受ける来場者

 須賀川・岩瀬地方の安心して産み育てられる環境を守るため、4月3日に外来診療を再開する公立岩瀬病院産科婦人科病棟「南棟」の内覧会は12日、地元住民らが多数足を運び開かれた。
 県立医大が医師不足による当地方への小児科・産科医師撤退の可能性を示唆したことから医療環境の整備事業が始まり、震災復興とともに公立岩瀬病院の外来棟再建から現在の「南棟」完成へとつながった。
 内覧会午前は一般住民、午後からは関係者を招待して行われ、出産を控える若夫婦や家族連れら約300人が足を運び、明るく清潔感あふれる院内施設に笑顔を見せていた。
 新診療棟「南棟」は現外来棟南側の旧駐車場スペースに2月に完成した。地上3階建て、延べ床面積約3971平方㍍。既存病棟と2、3階部分が連絡通路で結ばれた。
 1階は玄関、受付、会計、治療室、約20台分の駐車スペース。2階は産科・婦人科病棟がメーンとなり、婦人科・産科病室が各15床(7床が個室)、新生児室、分娩室、陣痛室、授乳室など。3階は新生児集中管理室、産科・婦人科外来が配備され、NICU3床、GCU6床などを配備する。
 病室にはトイレ・洗面台、産科個室はシャワー、間接照明や床暖冷房を備え母子ともに快適な環境を提供する。
 新生児集中治療室は高い空気清浄度や1日の生体リズムに合わせた照明装置で、子どもが安心して過ごせるよう整備した。
 分べん室は緊急手術ができる部屋、陣痛から分べん、回復まで同じ部屋でできる3室を準備。診療開始となる29年度は約550組の分べんを見込んでいる。
 オープニングセレモニーは4月1日、10年以上ぶりとなる外来診療は3日から再開する。