いじめと自死の因果関係究明へ

須市いじめ

委員会設置であいさつする柳沼教育長

 須賀川市内の中学1年生男子生徒が自殺した問題を受け、須賀川市教委は10日、弁護士ら6人からなる「市いじめ問題専門委員会」を設置した。第1回委員会が須賀川アリーナ会議室で開かれた。弁護士の笠間善裕委員長は「生徒が自ら命を絶つ状況になったのか、原因を究明し明らかにしたい」とし、第2回は今月下旬から4月初めに開く考えを示した。
 市教委は学校の調べで明らかになった男子生徒へのいじめと自死との関連をさらに調査し、事実調査、学校と市教委の事後対応が適切であったか検証し、2度とこのような事故を起こさないための調査を行う。委員には弁護士2人と学識経験者、臨床心理士、社会福祉士、人権擁護委員の計6人が委嘱された。
 柳沼直三教育長はあいさつでいじめと自死に対する対応、在校生への緊急カウンセラー派遣などを説明し、「このような重大事案が二度と起きないよう、因果関係を慎重に捜査いただき、生徒の生活ノートやいじめアンケートなど資料を検証して委員会の中でとるべき方策をご提言いただきたい」とした。
 笠間委員長は提供された資料を3週間程度各自調査し、必要に応じて学校教員への聴取やアンケート、生徒への聞き取りなどを行う。いじめを学校が把握した後での対応が適切かどうかも含めて精査し、自殺といじめの因果関係を答申の中で示すとし、「調査結果の公表時期は現段階で未定だが、原因調査を徹底して行う」と答えた。