10年後の医療人を育てる

公立岩瀬病院

電気メスの仕組みについて説明を受ける参加者

 須賀川市と鏡石町の中学2年生17人が参加した公立岩瀬病院(伊東幸雄企業長)の「第7回手術体験セミナー」は25日、同院手術室で行われた。実際の医療器材を活用しながら、病院スタッフの指導を受け、あこがれの医療世界への第一歩を踏み出した。
 今回のセミナーに参加したのは、須賀川一、須賀川二、須賀川三、西袋、稲田、岩瀬、長沼、鏡石の8校の中学2年生。
 同院の医師をはじめとした医療従事者が講師となり、体験を通して医療・手術について理解を深めると共に、子どもたちが将来医師を目指す動機づけの機会を与えることなどを目的に開いてきた。
 今回は医療スタッフのほか、須賀川市出身の鈴木真嘉研修医と菊地有希久さん(県立医大4年)がボランティアで活動をサポートした。
 セミナーは実行委員長の土屋貴男副院長のあいさつなどに続いて手術室に移動し、ハーモニック・電器メス・自動縫合器、結紮・縫合、整形体験、胃カメラ・泌尿器科手術体験、腹腔鏡シミュレータ―の各コーナーで実際の医療器材を使った体験を重ねた。
 生徒たちは初めての体験に対して及び腰だったが、医療スタッフの明るいアドバイスを受けて積極的に活動し、一定の成果を上げるたびに満足げな笑みを浮かべていた。
 井上海翔君(須賀川一中2年)は腹腔鏡手術体験を終えて「スタッフの皆さんのアドバイスを受けて、実際の医療体験ができてすごくうれしいです。将来は医療の道を目指したいので良いきっかけがつかめたと思います」と話した。