写真 「文化財防火デー」で診断査察

 須賀川市、鏡石町、天栄村は文化庁と消防庁が主唱する「第63回文化財防火デー」にあわせて、管内指定重要文化財などの管理状況や防火体制整備などを調査する防火診断査察を実施した。天栄村は23日に5カ所、26日は須賀川市が9カ所、鏡石町は4カ所で行い、安全を再確認した。
 昭和24年の法隆寺金堂壁画焼失事故を受け、文化財防火と後世に伝える目的で全国的な運動を展開している。
 各市町村教委と須賀川地方広域消防本部、文化財保護審議委員ら関係者が参加協力した。
 須賀川市では先人が遺した貴重な文化遺産を災害などから守るため、文化財の防火診断査察を実施しており、市民の文化財に対する理解啓発と愛護思想の高揚を図っている。
 今年は昨年末に発生した石地蔵や文化財破損事件を受け、管理状況や防火体制の整備などについて特に力を入れて調査と査察が行われた。
 防火診断は長沼城古図などを所蔵する石背国造神社から始まり、熊野神社、照光寺、桙衝神社、護真寺、北町の個人宅、千用寺、諏訪町の個人宅、十念寺の順に行われ、所有者や防火責任者から日常の管理状況や防火体制など聴きとり調査を実施した。
 このうち護真寺では県指定重要文化財で本尊の「宝冠釈迦如来坐像」、市指定有形文化財の「不動尊画像」など管理状況をチェックし、記録写真に収めるなどした。