無病息災と豊作を願う「とうれいぼう」

とうれいぼう

真っ赤な炎が夜空に燃え上がる 「とうれいぼう」

 須賀川市狸森薑(はじかみ)地区に代々受け継がれ、無病息災と豊作を願う小正月の伝統行事「とうれいぼう」は14日、下薑地区で行われ、多くの住民でにぎわった。
 昔は地区の子どもたちがワラ小屋(トウリゴヤ)を作り、1週間ほど寝食をともにして交流を深め、最後に小屋と正月飾りなどを燃や、子どもたちの祭りだった。
 ここ数年は子どもたちの数も減り、子どもたちだけで実施することが難しくなったため、地区を挙げて伝統行事を守ろうと、狸森薑組の関根成雄代表を中心に地域ぐるみで取り組んでいる。
 今年は8日に、14人が参加してワラや竹などを持ち寄ってワラ小屋を完成させた。
 当日夕方から、各家庭の正月飾りを受け取り、モチを焼いたり、トン汁、甘酒などが振る舞われた。
 午後7時半から飾り小屋に火がつけられると、たちまち小屋は真っ赤な炎となって燃え上がり、「パーンパーン」と大きな竹の音が夜空に鳴り響いた。
 地域住民や見物に訪れた人たちは「とうれいぼう」の火にあたり、無病息災や豊作などを祈願していた。