将来的な航空機産業参入へ

須賀川・岩瀬

研究会設立へあいさつする林会長

 福島空港を有する地域特性を生かし将来的な航空機産業参入へ共同研究を行う「須賀川・岩瀬地域航空機産業研究会」が林明博さん(林精器製造)を初代会長に発足し、第1回講演会が6日、須賀川商工会館で開かれた。設立趣旨に賛同した商工会議所管内14社14人でスタートする。
 同研究会は純国産旅客機「MRJ」をはじめ、国内で航空機産業参入への気運が高まっていることから、福島空港を有する当地域でも、管内企業が部品提供などに向けて共同研究を行い、将来的な産業参入へとつなげるため設立へ準備を進めてきた。
 講演会に先立ち研究会が正式に発足し、林会長はじめ副会長に石川澄伸さん(タマテック)、監事に関根一男さん(ニューワーク情報サービス)、鈴木敬二朗さん(武蔵野精機)を選出した。
 基調講演に先立ち林会長は「この会の活動を地域活性化につなげていきたい。福島空港がある利点をどのように将来へつなげていけるか、ヒントや手がかりが得られる活動にし、将来的意義のある会活動にしてまいりたい」とあいさつし、研究会活動スタートに向けて気運を高めた。
 講演会はANA総合研究所主任研究員の山田圭一さんを講師に迎え、「航空機産業について」をテーマに開いた。
 研究会メンバーからは事前に航空機産業の今後と航空機の部品構成、同産業は須賀川・岩瀬に根付くか、新規参入への産業集積の可能性の3つの質問が寄せられ、世界各国の事例などを交えながら説明した。
 世界の民間航空機市場の動向として、今後20年間の市場規模はアジア太平洋地域が最も旅客需要が伸びるとみられ、国内の航空機産業は完成機事業(MRJなど)を成長の原動力として総合産業へと変化していくと紹介された。