仏像破壊など新たに30件

 須賀川市柱田と舘ケ岡の墓地2カ所で石地蔵など20体が破壊された器物損壊事件で、5日午後までに市内7寺・神社から30件の被害が須賀川署に届けられた。いずれも市内西部地区であり、国道4号線以西に集中していることから、同一犯による犯行の可能性が高いとみて捜査を進めている。
 被害に遭ったとみられる期間は9月ごろから今月5日までの長期にわたる。須賀川市内の寺は今泉、仁井田、畑田、横田の4カ所、神社は畑田と桙衝の2カ所、墓地は仁井田の1カ所。郡山市安積町の墓地からも郡山署に被害が届けられており、須賀川から郡山にかけて半径約5㌔の範囲に集中している。
 被害に遭ったと思われる期間が長期にわたるのは、最後に施設の無事を確認したのが9月であったためで、約3カ月にわたり被害が連続したかどうかは現在捜査中。
 今泉の永徳寺では本堂の扉が破壊され中の仏像7体の首が抜かれていた。本殿が県重要文化財に指定される桙衝神社でも扉を壊して中に侵入し、神事に使う鏡など拝殿内の装飾品や境内のほこらが壊されていた。
 須賀川署ではほかにも被害が発生していないか情報収集に努めるとともに、被害額・関連など慎重に捜査を進めている。