燃え盛る松明 須賀川の夜焦がす

松明あかし

赤々と晩秋の須賀川の夜空を焦がした松明群

 420余年の歴史を持つ須賀川の晩秋を彩る風物詩「松明あかし」は12日、翠ケ丘公園の五老山山頂をメーン会場に盛大に催され、星も見える晴天に恵まれたこともあり、多くの観覧者が山頂に足を運び会場は込み合った。
 宮先町の須賀川金庫本店営業部駐車場ではおもてなし広場が設けられ、戦国スープのふるまいや小松明作り、甲冑との記念撮影コーナー、ふるさと物産やシクラメン鉢花の販売などがあり人気を集めた。
 松明通りでは須賀川一中、須賀川三中による松明行列があり、生徒たちの元気いっぱいのかけ声と手づくりの松明がお披露目された。大松明と姫松明行列には多くの市民有志らが参加し、沿道からも拍手や歓声が送られまつりのにぎわいが一層熱を帯びて行った。
 須賀川城旧本丸にあたる二階堂神社では、松明に点火される御神火奉受式が開かれ、春風流春風会の献吟にのせて岩瀬郡市陸上競技協会ランナーがトーチを手に五老山山頂を目指した。
 奥州須賀川松明太鼓保存会による力強い太鼓演奏とともに、松明をもりたてる会メンバーが大松明によじ登り点火すると、静かな緊張感に包まれた静寂が一転にぎやかな歓声へと変わり、轟々と炎に包まれて燃え盛る松明に負けない熱い視線が注がれていた。