30年度目途に「市歴史文化基本構想」

須賀川市歴史

橋本市長から伊藤委員長に委嘱状を交付

 須賀川市は地域における文化遺産を明らかにし、地域住民が文化遺産の保存活用に誇りや愛着を持って取り組める環境を整えるため、平成30年度を目途に、「須賀川市歴史文化基本構想」を策定する。第1回策定委員会が28日、市役所卸町仮庁舎で開かれた。
 地域に点在する文化財を、指定・無指定に関わらず的確に把握し、継承者不足や文化的価値が見出されないまま失われつつあるなどの環境変化への対応も含め、地域資源として総合的に保存・活用するための構想を策定する目的で委員会を設置し、橋本克也市長から委員15人に委嘱状を交付した。
 橋本市長は「市の歴史や文化財を受け継ぐことは市のアイデンティティを守ることでもあり、まちづくりの根幹を成すことでもあります。須賀川のルーツを明らかし、それぞれの地域の文化の特色を生かした新しいまちづくりへの取り組みとしてご理解とご協力をお願いします」とあいさつした。
 委員長に伊藤喜良福大名誉教授(県文化財保護審議会長)、副委員長に野沢謙治郡山女子大短期大学部文化学科教授を選出した。
 構想策定にあたり○合併に伴う旧市町村の歴史や文化の整理が不十分であるため総体的な再構築○市民生活と文化遺産との関連づけによる地域の歴史文化の把握○市民生活と文化遺産、周辺環境が一体をなした文化財・景観保護、地域づくりに取り組むための長期ビジョンーの3課題に具体的に取り組むための構想策定が必要であると説明した。
 構想策定にあたり専門事項の調査と検討を行うため、野沢副委員長を部会長とする調査部会の設置を決めた。
 今後の年次計画としては今年度から指定文化財などの現状把握や地域資源の掘り起こし、現状と課題の整理を開始し、平成30年度の取りまとめに向けて文化遺産の保存・活用の基本方針設定と保存活用計画の策定にあたる。