公共施設等総合管理計画セミナー

公共施設

これからの公共施設のあり方などの説明を受ける市民ら

 須賀川市は公共施設の規模適正化や効率的な施設管理と有効活用を目指し、「公共施設等総合管理計画」策定を進めており、世代間を超えた市民とのまちづくりを目指す「公共施設等総合管理計画セミナー」が12日、市民温泉大会議室で開かれた。市民はじめ須賀川・岩瀬地方3市町村職員ら約100人が聴講した。
 須賀川市の公共施設は高度経済成長期に建設されたものが多く、老朽化による維持・更新などに多額の費用が見込まれ、人口減少による税収減少など財源の確保が喫緊の課題とされている。
 市は次世代に負担を残さないまちづくりへ公共施設等総合管理計画策定を進め、これからの施設のあり方を市民とともに考える場を向けるため、セミナーを開講した。
 基調講演に先立ち橋本克也市長があいさつし、これからの公共施設管理について市の考え方を示し、市民サービスのさらなる向上へ理解と協力を求めた。セミナーには遠藤栄作鏡石町長、添田勝幸天栄村長も同席した。
 池沢龍三建築保全センター保全技術研究所第三研究部次長を講師に迎え、「公共施設の未来設計図~世代間を超えた市民とのまちづくり」について講演した。
 現代の公共施設が抱える課題として、財政問題、老朽化問題、行政サービスのあり方問題を上げ、平成25年に国の関係省庁連絡会議が決定した「インフラ長寿命化基本計画」の概要と体系イメージを説明した。
 今後の行政サービスのあり方として、施設管理から施設経営への転換が必要だとし、住民目線の加点評価(ポジティブ評価)を取り入れ、次世代の自由度を上げていく仕組みづくりの重要性を紹介した。
 また公民館など複合施設や大学・民間との連携事例を上げながら、公共施設について行政だけが考えるのではなく、市民が考える体制にシフトチェンジし、市民とともにこれからの「まち」をプロデュースすることだとした。