
家族と仲間の支えに感謝
自分なりに一歩一歩前進を
ふるさと岩瀬に戻って間もなく10年。 8年前に父が急逝し代表に就き、 「家族や青年部の仲間たちの支えがあったからこそ今日があります。 本当におかげさまで感謝しています」 と笑顔で振り返る。
31歳までは県外でサラリーマンだった。 何度か帰省する中で、 祖父が開業した阿部商店と父創業の割烹阿部を継ぐのは自分しかいないと決意を固め、 32歳で初めて 「食」 の世界に足を踏み入れた。
他店での修業経験がないハンデとコンプレックスは父や店の職人から指導を受ける中で徐々に解消でき、 「この道は一生勉強。 これからも自分なりに一歩一歩前進を続けたい」 と。
若い女性のお客様にも気軽に食事を楽しんでもらえるよう、 妻・美智子さんとともに盛り付けや内装、 器などにも細やかな心配りを心がけている。
地元のコミュニティの場としてはもちろん、 旧市内など多くの方々に親しまれる店作りを心がけていきたいとも。
休日は美智子さんと食の勉強も兼ねて、 食べ歩きを楽しんでいる。 家族は母、 妻、 小中学生の息子2人。