
みんなのために尽くしたい
住み慣れた地域でいつまでも
認知症高齢者や知的障がい者、 精神障がい者ら判断能力が不十分な人の財産管理など、 その人を援助する仕組みが市民後見制度。 水野さんはすかがわ・市民後見制度の会を立ち上げ会長を務めている。
きっかけはNTTを早期退職後、 関わってきた諸先輩たちが、 歳を重ねるごとに不自由になる身体、 一人暮らしの不安など、 心配事が意外に多いことに気づいたことから。
「みんなのために尽くしたい」 と、 ヘルパーなどの資格を取得し、 福祉系の会社を平成8年に起業した。
その後、 家庭裁判所の認可を得て市民後見制度の会を設立。 現在は 「判断能力が無くなっても、 住み慣れた地域で安心して暮らすために」 とサロンや相談会を定期的に開催している。
須賀川方式のエンディングノートを作り、 後見制度が必要になる前の下準備を積極的に推進しながら会を運営している。
私生活面では会社経営のほか農業と常に多忙を極める。 「人のために」 と優しい眼差しを向ける水野さんは輝き続けている。